野菜のようにたべられる

青森産ニンニクの日本一はいろいろあるが「大玉にんにく日本こを謳っているのが、十和田市の東にある六戸町。豪雪の青森県でも雪が少なく、比較的ヤマセの影響が少ない六戸町の気候風土は良質のニンニクを栽培するのに適しているということか、六戸町のニンニクは発育がいい。
そのため「にんにく大玉研究会」なる組織も結成されている。六戸町では「パワー(8) ニンニク( 空」という語呂合わせから8月29日を「にんにくの日」に制定。にんにくの品質を競う「にんにく品質・大玉奨励会」を開催するなど、大玉ニンニク生産量で日本一を誇る六戸町ならではの催しもある。

この六戸町には、やはり土づくりに力を入れ、堆肥とミネラル分を惜しみなく補給し、匂いが少なく野菜感覚で食べられるニンニクの開発に取り組んできた生産者グループ「ろくのへミネラルファームズ」がある。

「大玉にするだけではあまり意味がない」という同グループの代表は「野菜博士」・の異名を持つ専門家 の指導を仰ぎ、自分たちが納得できる「本物のニンニクづくり」に取り組んできた。

というのも、一般に売られているニンニクは「生または火を通したものでも、1日少量を食べればいい」といわれているように、食べ過ぎると口臭のもとになるばかりか、胃もたれや下痢の原因になるとされている。

これはニンニクの中の硝酸態窒素(NO3) 浪度が2000~4000ppm以上と高いため。

人には好き嫌いがあって、アルコール好きの人がいれば、煙草好きの人もいる、甘い菓子が好きな人もいる。彼らに好きなもの以外のものを勧めても、あまり飲んだり食べたりしないし、決して喜ばれない。実は、それは農作物についても同様というわ考え。

ニンニクは独自のミネラルの吸収力が非常に強い作物の1つといわれているが、ろくのヘミネラルファームズでは、通常のニンニクが化学肥料を主体に窒素過多の状態でつくられるのに対して、有機発酵肥料(なたね粕・大豆粕・魚粕・血粉・骨粉など) を独自に組み合わせ、土にミネラル(マンガン・鉄・銅・亜鉛・マグネシウム・ホウ素・モリブデン) を補給し、さらに海の恵みである海藻を施すことによって「食後の匂いの気にならないニンニク」をつくることに成功。

収穫量も増えて品質も向上し、硝酸態窒素濃度ゼロに近い状態で、糖度40度(通常は28~32度) という「野菜感覚で食べられる」ニンニクを実現したのである。同じ青森県のニンニク、あるいはニンニク日本一でも様々に工夫している。

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