長野県長谷村の村おこし

青森県とは別に、ニンニクの有効成分スコリヂニンを使った健康飲料を地域おこしに役立てようとしているのが、長野県上伊那郡長谷村を舞台にしたユニークな試みである。長谷村は南アルブスの玄関口に当たる山懐に位置する。近くに分杭峠があり、日本最古の断層といわれる中央構造線が走っていることから、地質構造的に特殊な場所として有名である。

中央構造線は九州から四国の四万十帯から紀伊半島を経て、愛知県豊川から南アルプス・赤石山系を北上し、諏訪湖周辺で、フォッサマグナによって分断され、東へ方向を変えて鹿島灘へと列島を縦断する日本の代表的な大断層帯。
この中央構造線は西南日本の北側を内帯、南の太平洋側を外帯と呼び、長谷村はこの内帯と外帯を包含する地質構造のため、あちこちに断層の露呈部分が見られ、なかでも分杭峠付近は地底から絶えず地磁気や放射線が不定期に放出される特殊な場所となつている。1995年7月、この長谷村に中国湖北省の蓮花山を拠点にする著名な気功師・張志禅師(元極学家元) が招かれた際、と指摘されたのが、分杭峠であった。

谷村では「気の里」構想を打ち出し、「日本にも蓮花山に匹敵するすごい場所がある」この特殊な「気」の場所を活用するために、長めの瞑想室(特別研修室) を備えた研修施設「入野や谷・南アルブス生涯学習センター」を開設するなど、一風変わった地域おこしに取り組んでいる。

長谷村にはまた、上伊那森林組合長谷支所があって、古くから食品工場を持っており、山の幸を用いた山菜の佃煮や漬物、手づくりのアイスクリームなどをつくつている。あるいは草餅などに使用する冷凍のヨモギは、地元の小学生と老人たちが協力して集めており、村ぐるみで地域おこしが行われている。

そんな地域おこしのラインナップに、新たに加わったのがが無農薬自然栽培米でつくつた玄米スープに、ニンニクの有効成分・スコルヂニンを入れて、麹で発酵させた健康飲料である。

合成保存料、防腐剤など、一切の添加物を使わないナチュラルな健康食品つくりにこだわる創玄村では、スコルヂニンも無農薬有機栽培のニンニクから抽出したものを使用するべく準備中。つくる人も買う人も飲む人も、すべてが「ありがとうございます」という感謝の気持ちになつてもらえたらという願いが込められている。

したがって、大切な材料はすべて無駄にしない。玄米スープの液体分は健康飲料に、いろいろ使い道のある固形分からは、玄米ハンバーグやせんへい玄米煎餅などをつくつて、自然食店やチェーン店などで販売する。これ以外にも熟成ニンニクエキスを添加したハーブオイルなど、地域おこしのための構想を思案中。

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