血栓・脳卒中の予防

ニンニクの抗血栓作用に関しては、ニンニクの持つ物質の中でももっとも強い血栓形成防止効果を示すものとして、アホエンがよく知られている。

アホエンの効能効果の研究を続けているめいらくグループのバイオ開発研究所では、ほかのニンニク成分同様、アホエンは動物実験において、血液中のコレステロール値を低下させることを確認している。
アホエンの脳卒中抑制効果についても、加齢とともに高血圧を自然発症し、脳卒中を起こす「脳卒中易発症性高血圧発病ラット(SHRSP)」」を使った実験を行った結果、脳卒中の発症率を62.4%低下させた。

脳卒中の原因となる脳の血管が詰まったり、狭くなって血液が流れにくくなるなどの脳の血流循環障害は、すでに見てきたように酸化による血管壁の損傷が主原因である。

活性簡素から身を守るには、いかにして酸化を防ぐかがポイントとなるが、アホチは動物実験で血液中の過酸化物の抑制、SOD (活性酸素分解酵素)の活性上昇、GSH・PX (過酸化物除去酵素)の活性上昇に有効性が認められている。

また、アホエンは全身に血液を送り出すポンプの役割をしている心臓そのものの働きをも強める作用が明らかになつている。具体的には、各臓器の機能を発揮させるのに必要な物質であるC・AMP(環状アデノシン-リン酸) レベルを上昇させることで強心作用、気管支拡張作用などの生理的効果が期待できるという。

心臓や循環器を守る働きについてニンンニク嫌いの国では心臓病が多く、ニンニクをよく食べる国では心臓病が少ないことについてこう説明する。

例えば、これはたしかな実証があることだが、地中海沿岸諸国では肉料理をたくさん食べるにもかかわらず、北ヨーロッパ諸国よりも心臓病の人が少ない。この間題は最近イギリスでも議論され、ある医者は地中海沿岸諸国ではたくさんワインを飲むからだと述べ、さらに別の医者は脂肪をあまり摂らないからだと述べていたが、実際には様々な要因が重なり合った結果であり、どの主張が正しいと特定することはできない。

あまり理屈をこね回すのも考えものだ。大事なことははっきりしている。料理には必ずアリウム(ネギ・ニンニク類) を添える。調理にはニンニクのかけらを忘れずにニンニクの様々な成分がほとんど万能薬としての効果を示すことがわかっているにもかかわらず、そのどの成分が決め手となるのか、すべてが解明されていない以上、結論は常に同じ「ニンニクをとろう」というところにもどってくるわけである。

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