強壮」カテゴリーアーカイブ

いつまでも元気でいるために

現代の高齢化社会の中では、不老不死とまではいかなくとも、いつまでも健康で美しくという前提での不老長寿をかなえないと、長生きの意味はない。

どんなに歳をとってもそれ以上は心がけしだいレというもの。これからの科学の大きなテーマの、つは、われわれの生活に身近なところでは健康と美容とともにある長寿である。

以前、TVで「これからの最大の成長商品は何でしょうか」とのインタビューに答えて、次のように述べていた。「われわれがいつまでも若く美しく健康で長生きできるものがあれば、それはまちがいなく成長商品になりうる」と。そして、こう続けた。

「残念なことに日本はおろか世界に、それに値する商品はいまだ出現していない」科学の最先端では、すでに老化遺伝子の存在が確認されており「モータリン(死の遺伝子)と名づけられている。

そして、寿命を持たない、つまり不死化した細胞にモータリンを導入すると、この細胞にもやがて寿命が訪れる。老化の研究に取り組んでいる専門家の1人は「私たちはモータリンが老化を誘導できる遺伝子であり、老化へ向かうスイッチの役割を果たしていると見ている」と語っている。

逆に「動物にあるのは、老化遺伝子ではなく、生まれたときから寿命を決定している寿命遺伝子だ」という研究者もいる。

キイロショウジョウバエには長命種と短命種があることから、交配実験によって寿命遺伝子を発見。この遺伝子の役割を探った結果「寿命タンパク」を見つけ出した。
この寿命タンパクを食べさせたマウスは、食べなかったマウスの1.8倍寿命が延びるという結果が出ている。

科学の最先端では、それがいい悪いは別にして不老長寿は決して夢ではなくなりつつある。

「遺伝子情報に基づく予防医学が実現し、その人の遺伝子に見合った健康管理ができれば、人間の寿命が200歳、300歳まで延びるのは、決して夢ではなくなる」とも語っている。200歳、300歳はともかく、健康とともに若く美しくありたいという美容の面からニンニクの可能性に着目し、研究した結果、さまざまなニンニクの商品が生まれている。こちらもそのひとつと言えるかもしれない。

痴呆を防ぐ

古来、中国では長寿薬、媚薬を求めて草根木皮ばかりか、日本人にはこんなのもが食べられるのか?というげてものなどでを食材にし、漢方薬の原料にしてきた。
不老不死を願って、秦の始皇帝が夢の霊薬を探させに、臣下の徐福を日本にまで遣わしたという伝説も残っているぐらいで、各地に使者を送った話は有名である。

「にんにくに限らず古代中国における長寿薬、媚薬の流行は、私の独断を許していただけるならば、これは人間の生命の根本的な問題であって、その上で長寿薬と媚薬は一にしていることに留意したい。

およそ人間の希望の中に本能の一部が欠けることは、生活に対する望みの大きな打撃であるのはいうまでもない。性の本能の衰えはとりもなおさず体力の弱化を物語るものである。性の力を体力のバロメーターとして考えることは必ずしも無理ではない。体力の維持は長寿を指示するものであり、媚薬と長寿薬は掌の表裏に位するものと考えることができるのである。

長寿、健康のもとと信じられてきながら、その科学的な究明がされてこなかったニンニクの神秘に科学的な光を当てたいという思いもあった。高齢化社会を迎えて、ある程度の長寿は手に入れたとしても、病気がちであっては意味がないし、ましてや寝たきりでは周りに迷惑をかけるばかりである。

その意味では長寿とともに、健康で生涯現役の生活を送れることが絶対条件というわけである。しかし、本人にとっても周りにとっても、一番厄介なのは老人型痴呆の場合で。
老人型痴呆は大きく脳血管性疾患とアルツハイマー病とに分けられる。脳血管性疾患は脳梗塞などが減で脳の血管が詰まったり、血流量が減って脳の神経細胞が急減したり、変性を起こした結果のボケであり、日本では老人型痴呆症の大部分を占めていた。

原因はわかりやすい。これに対して、近年増加傾向にあるアルツハイマー病の原因は、体内に蓄積されたアルミニウムなどの毒性物質、グルコース代謝障害、免疫異常など、様々な原因が取り沙汰されている。

いまのところ、これといった特効薬のないアルツハイマー病は、1907年にドイツの神経病理学者のA・アルツハイマー博士によって初めて報告されたものだ。アルツハイマー病になると、脳神経細胞が健康時と比べものにならないスピードで破壊されてしまう。脳全体が小さくなり、やがて死に至る。

神経伝達物質の異常、脳内にタンパク質のアミロイドが付着することなどが関連しているとされ、アルツハイマー病にかかると脳が萎縮し、記憶にかかわる伝達物質・アセチルコリンの量が減少したり、機能低下を起こしていることがわかっている。そこでアセチルコリンを分解してしまうアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを抑えたり、アセチルコリンを補えば神経細胞の減少や機能低下を抑えられるのではないかと考えられている。

その後、「ニンニクは老化が引き起こす脳の萎縮を抑え、学習能力を高める」という内容の発表が注目を集めた。普通のマウスより、老化現象が早く進む老化促進マウスを使って、熟成ニンニク抽出液が老化を防止することを明らかにした。

実験では普通のエサを食べたマウスは生後10ヶ月で16例中9例が死亡したが、熟成ニンニク抽出液をエサに2% 混ぜたものは、全例が生きていたというものだ。

また、彼らは電気ショックを与える床を使って、マウスが「どれだけショックを避けることを学習するか」を調べたところ、普通のエサで育てたマウスは、完全に電気ショックを避けることができるようになるまでに、一週間かかった。一方、熟成ニンニク抽出液入りのエサを食べたマウスは、約二日で電気ショックを避けられるようになつた。その結果、老化による学習能力の衰えを防ぐ効果がニンニクにあることが確認されたのだ。

また、脳の前部に萎縮が起こる特殊なマウス(脳萎縮マウス) を使った実験では、脳萎縮マウスに熟成ニンニク抽出液入りのエサを10ヶ月間与えたところ、脳の前部の長さと総重量が、ほぼ正常のマウスに近づくなど、ニンニクがマウスの記憶学習能力を向上させたり、脳の萎縮を抑制することが明らかになった。

さらに、「これはニンニクの成分が脳の細胞の生存率を高め、神経突起の分岐数を増やす作用があるためではないか」との想定のもとに、熟成ニンニク抽出液が神経細胞に直接作用を及ぼすかどうかを実験した。情報は、この神経突起を.介して伝達されるので、分岐数が多ければ多いほど脳は活性化する。

実験の結果、培養したラットの脳の神経細胞に熟成ニンニク抽出液を加え、48時間後の細胞の数や神経細胞の突起の数を測定してみると、ニンニクを加えたほうが生存率で1.5倍に伸び、神経の突起の分岐数は2倍に増えていた。

こうした効果をもたらすニンニクの有効成分は、分析の結果、S-アリルシステインをはじめとするイオウ化合物であることがわかっている。

同様の実験結果は、湧永製薬などからも報告されている。アホエンの研究を続けているグループでは、アホエンが神経細胞から出される信号(情報)を伝達する化学物質・アセチルコリンを分解する酵素・アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を持ち、アセチルコリンの分解を防ぐことを確認。
アホエンの酵素・アセチルコリンエステラーゼ阻害作用に関する特許を出願している。さらに、別の研究上でもスコルヂニンを使った実験を行い、同様の結果を得ている。

丸いプールの真ん中にプラットホームを置いて、スコルヂニンを投与したマウスと、投与していないマウスの到達時間と学習能力を調べたところ、スコルヂニンを投与しているグループは、投与していないグループの半分のの時間で到達した。これは老化促進マウスだけではなく、若いマウスを使った実験でも同じ結果が出ている。

この結果が人間に当てはまるならば、マウスが賢くなることは、人間の場合も頭がよくなるのではないか?
と、ニンニクの持つ可能性を指摘、さらなる研究を続けている。

現代的に解決しようとすると、痴呆症にイチョウ葉エキスなどのサプリを使いたくなってしまうが、こうした実験によって明らかになっているニンニクの効果を利用するほうがいいだろう。

現代人の極端な生殖能力の低下

戦後の日本で行われた食生活改善運動、あるいは栄養改善運動といわれたものは、ヨーロッパをモデルとした、ヒトの食性から遠ざかる方向への誘導でした。

その結果、ヒト本来の食性と現実の食生活との乗離から起こる、さまざまな不適応の現象が起きているのが現在の状態。
「あなたの美食こそが、健康を損なう「租末」な食事であると声を大にしたい。

究極の健康食は「素食」である」との持論を展開し、「食事によって治す」医療がこれからの現代人に必要。

粗食を考える
https://memo-note.com/simplemeal/

はマトをしっかり得ている。

戦後、食生活が洋風化して、どうなつたか。いまになってわかることは、病人が増えて、治らない病気が蔓延していること。そして、われわれ日本人のヒトとしての機能低下が様々な面において顕著なこと。視力の低下、体力の低下に始まって増えすぎている。

ニンニクの薬効成分には、神経を通じてホルモンを分泌する器官を刺激する働きがあり、成長ホルモンをはじめ、甲状腺ホルモン、副腎皮質・髄質ホルモン、インシュリン、男性・女性ホルモンなどの各ホルモンの産出と分泌をバランスよく促進させる作用がある。

ホルモンを分泌する内分泌系と自律神経系、免疫系との間には密接なつながりがある。ホルモンのバランスが良くなると、自律神経系、免疫系の働きも良くなり、自然治癒力もアップする。

このことは、北京大学で男女20名にニンニクを食べてもらい、その後のホルモンの分泌について調べたところ、男女とも男性ホルモン、女性ホルモンの分泌が盛んになったことも確認されている。

テレビや雑誌によく登場する健康化学研究所所長の久郷氏のグループは、ニンニクを用いることで、精巣細胞を活性化し、精子の数を増加させる研究を進めてきた。
その結果、精子の数を動物実験で40% 増やし、運動を活発にし、逆に異形の精子の数を減らす効果があることを確認。なかでも「青森県のニンニクは、その他のニンニク以上に効果が高いことが確認された」と報告されている。

98年3月、アメリカ食品医薬品局(FDA)が米ファイザー社のインポテンツ治療薬「バイアグラ」の販売を許可したことから始まった。

バイアグラブームは、あっという間に日本にも上陸した。性的不能で悩む男性にはまさに夢の秘薬とあって、日本でもバイアグラは社会現象化したが、その後、もともとが心臓病の薬として開発された経緯もあり、医薬品特有の副作用のため、死亡例が出るなど、その危険性もまた指摘されている。そんな中で改めて注目されているのが、エジプトのピラミッドの時代以来、信じられてきたニンニクパワーであり、各種有効成分が持つ「バイアグラ」効果である。

スタミナアップ効果

ニンニクの効能効果には大きく分けて2つの側面がある。1つはアリシンによる殺菌作用による疾病に対する特効薬的な効果と、もう1つは古くから信じられてきたパワーの源として、自然治癒力=免疫力アップにつながる栄養的側面としての健康増進作用である。
アリシンにさよる作用については、これまで見てきた通りであるが、近年、改めてスタミナ増強、滋養・強壮作用に注目したのが、スコルヂニンの発見がきっかけとなっている。また、熟成ニンニク抽出エキスを主成分にしている「キヨーレオピン」の湧永製薬も注目を集めるきっかけになった。

すでに1936年にニンニクの有効成分・スコルヂニンを発見がきっかけでその後、理研化学工業を設立。会社の経営とともにニンニクの研究を続けてきた。

マウスを使ったスルヂニンの発育増進作用の実験でスコルヂニンを投与したマウスが発育とともに「睾丸中の精子形成像は常態に比べてすこぶる旺盛であり、精管は生殖細胞に満たされ、きわめて多数の精子を認めた」と、性細胞に好影響を与えていることを確認。

古来いわれてきたニンニクの強壮効果がスコルヂニンに顕著なことを発見した。さらに、スコルヂニンのスタミナ増強効果について、ハツカネズミを用いて、強制的に泳がせる動物実験を行ったところ、スコルヂニンを経口投与したグループは与えないグループに比べて、4倍以上も長い時間泳ぐことができた。

注射投与した場合は、さらに著しい耐久効果が認められた。この作用は精力とか活力といったエネルギー代謝にスコルヂニンが効率よく関与していることが確認されました。

某製薬会社研究所において、シロネズミをトレッドミル(金属ローラーの上にエンドレスベルトをかけたもので、動物の疲労度を走行距離によって測定する装置)で走らせた実験でも、スコルヂニン投与のネズミは顕著な抗疲労、体力増強作用を示している。

これらの実験でスコルヂニンの強壮作用が証明された。
にんにくで疲労を回復し体力を増強する作用と合わせて活用するのが賢いように思う。

ニンニクは強壮剤になる

ニンニクは古くから、疲労回復、体力増進、疲労回復といった精力剤、強壮剤として多いに利用されてきた。1911年に、エジプトのエルマハスナにある墓で本物そっくりにできたニンニクの粘土模型が発見されたが、その墓は紀元前3750年ごろ、ファラオの時代よりもはるかに前のものと見られている。

およそ4500年前に建設されたエジプトのシンボルであるピラミッドは、80余りが現存している。その中で最大のものがクフ王のピラミッドである。
このクフ王のピラミッドを訪ねたギリシャの歴史家・ヘロドトスは、ピラミッドの内部から建設に従事した奴隷たちが体力維持をはかるために用いた野生のニンニクやタマネギの総量が象形文字で記されているのを発見した。

それによれば、奴隷たちは1日、当時の単位で銀にして16000タラントのニンニクやタマネギを消費していたという。古代ギリシャの首都・アテネでもニンニクは健康と活力を与えてくれる食品として、料理にもふんだんに使われていた。ソクラテス、プラトンと並ぶギリサヤの哲学者アリストテレスは「ニンニクは強壮剤だ」といっている。

古代ギリシャと同様、古代ローマでも兵士に力を与える食品として高く評価されていた。日本では匂いが嫌われ、なかなか「市民権」を得るには至らなかったが、精力剤としても、その強壮効果は知られていた。

その昔、なぜ、ニンニクが禁止されたのか。あの匂いが迷惑になることもあるが、実際にはニンニクの持つ強壮効果が知られていたため、修行者には煩悩を呼び起こし、修行の妨げになるとされたためであろう。
だからこそ、ニンニクは漢字で「大蒜」、「萌」のほかに「忍辱」とも書くのである。忍辱とは仏教用語で、梵語・クシヤーンティの訳で、六波羅蜜と呼ばれる6つの修行の中の1つで、それはほかからいかなる苦痛や侮辱を与えられても耐え忍ぶというものだ。多くの仏教者、修行僧たちはニンニクの持つパワーを知っていたからこそ、酒同様、禁を犯してでも食べたかったのではないだろうか。

しかし、修行の身としては我慢せざるを得なかったのが、ニンニク(忍辱) だったのである。